らんちゅうの選別開始

寒さは少し緩んだものの、依然として吹きぬける風は冷たく、そろそろ春から初夏へと季節の移り変わりを感じる頃ですげ、まだ少し冬の名残があるようにも感じてしまいます。今日は昼かららんちゅうの最初の稚魚の選別を行いました。一回目の選別は本当に面倒くさいものですが、今年の魚の出来を見れますので、期待に胸が踊るときでもあります。
最初の一掬いで判断できますが、今回は「オッ!」と思える感じでスタートしました。尾の開きが良く久し振りに見るレベルの高い魚でした。簡単に終わらせるつもりでしたが、いいものでつい力が入って最後まで本気で選別してしまいました。質がいいときは数が残りますので2池に分けますが、今回も当然2池に分けて飼い始めます。何だか嬉しいものです。明後日には5千匹ほど孵化している池の選別ですがこれが大変!多分全部見ると半日掛かると思います。
殆んどのアキクサ・ルビノーのペアーは抱卵中で間もなく孵化が始まると思いますが、若の1ペアーだけは上手く行きません。不思議で仕方がありません。仲が良くて何時もオスにエサのおねだりをして、口移しで貰っており、ピイピイと甘えてばかいりるのですが、毎日のように突然激しい喧嘩を始めます。このときはか弱そうなメスが口をあけて激しくオスに対して威嚇します。それでもオスが近くにいると食って掛かってオスを追い掛け回しています。あまりの激しさにオスも逃げずにおれません。喧嘩は暫く続きますが大人しくなったと思えば、また2羽よりそってエサのおねだりをしています。仲が良いのか悪いのか分かりませんね。多分オスが発情が来ていますので、メスに乗ろうとすると怒るのでしょうね、多分メスはまだその気が無いのかもしれません。
これは人間で言えばたちの悪い飲みやさんのオネエ様のようで、オスはただの貢君でしょうか?何時も甘い言葉でお店に来てもらって「好きよ!」とささやいてその気にさせて、いざドライブに行ってホテルに入ろうとしたら「わたしあんたのこと好きやけれど、こんなこと嫌や」と上手く逃げられて…「また今度ね」といわれて暫く貢君で、もう良いと思って誘うと逃げられて…何だかこのペアーを見ているとそんな感じがします。「エッ?私のことかって?違います違います」。