秋晴れの午後に…

朝から雲一つない快晴の秋晴れ、本当に爽やかで気持ちのいいものです。午後家の近くを歩くと何処からともなく甘い金木犀の香りが漂ってきます。周りを見渡すと何処の家の庭からもオレンジ色の花が顔を出しており、競うように香りを撒き散らしていました。数年前まで我家の庭にも大きな金木犀の木がありました。朝らんちゅうのえさをやりに庭に出ると、あの甘い香りに包み込まれたのを思い出します。咲き乱れた後は花を落とし、木の下はまるでオレンジのじゅうたんが見事に広がり、秋が次第に深まってきたことを知らせてくれました。その金木犀も小鳥のハウスを立てるために切ってしまいましたが、今では想い出の一つになっています。庭に咲く金木犀の香りは強すぎて、少しは鼻につくことも感じましたが、
何処からともなく漂ってくる甘い香りは本当に自然の香水といっていいものでしょう。朝の気温も13度、秋は日増しに我家を包んでいます。
コキンの雛の鳴声が日増しに大きくなり、親が忙しくえさを運んでいます。雛の成長時にはどうしても野菜が要りますが、ともかく高いこと高いこと、白菜なんて高級品になってしまいました。でも雛のためには高いなんていってられませんので、今日は思い切って小松菜を買い与えました。やはり必要なのでしょう、一目散に親が飛んできて必死でつまんでいます。ブルーのペアーは依然として自育に挑んでいます。これならひょっと…と夢が膨らみ始めました。