地震でコキンの雛が…

寒くなりましたね、秋の深まりは勿論すでに初冬の気配すら漂い始めています。明日の朝の気温は8度、1年中半袖のカッターの私はいきなりの寒さに堪えます。さて先日の日記で書かなかったのですが、自育中で間もなく巣立ちが近づいていたブルーコキンの雛ですが、残念無念の落鳥です。10月27日の午前4時44分に結構強い揺れの地震が発生しました。関東の型からすれば震度2や3羽揺れたことにはならないでしょうが、こちらは慣れていないので、結構な揺れなのです。寝ていて鳥がバタツク音は聞こえましたが、何分にも時間が時間で寝ぼけていましたので…
朝様子を見に行きましたがブルーペアーが巣から出ています。最初はなんとも思わず「そろそろ巣立ちが近いから温めなくなったか?」と思っていましたが、昼間に見るとやはり2羽とも出たままで巣に入ろうとしません。それどころか巣を覗きこんではおどおどした様子を見せます。嫌な予感ですが、覗いて元気なら覗いたことで放棄でもしたら大変ですので、それでも我慢で様子を見ていました。夕方の同じ状態ですので仕方なく巣を覗きましたら1羽はすでに冷たくなっており、もう1羽も冷たくなって元気がありませんでした。もう駄目と分かっていましたが、抱卵中の十姉妹に入れましたが…やはり鳴いてエサをおねだりしなければ十姉妹もくれませんので、結局翌朝には冷たくなっていました。どちらもエサは全く入っていませんでした。夜中の地震で親は巣から飛び出し、そのまま放棄したと思われますが、本当に残念無念です。
雛を育てていたペアー以外は抱卵中でしたが、どのペアーも何とか抱卵を続けてくれていますので一安心、何とか気持ちが救われたのは、仮母で別のブルーの卵を抱いていた十姉妹に雛が孵っていました。覗くとブルーの子の頭が2つ、何とか救われました。更にそのペアーも次の産卵を始めていますので、何と本格的な冬になる前に雛が欲しいと思います。