昼下がりの光景に…

好天に恵まれ気温も20度、水温も18度まで上がりましたので、昼からは池洗いや水替えなど頑張りました。そろそろ冬眠の準備に入っていますので、池にペンキを塗ったりなどでオフシーズンの忙しさが始まった感じです。でも面白いもので3日の全国展が終わるとらんちゅうを観ても燃えなくなってしまいました。何だか気が抜けた毎日です。
今日の昼間になんとも言えない気持ちになりました。早めの昼食を牛丼で済ませて店を出るときに、二十台半ばの青年と五十台のお母さんが店に入ろうとして私とすれ違う形になりました。青年は松葉杖で身障者のよう、後ろからお母さんがそれを支えるように歩いてきます。私はドアを開けて支えて2人を通すようにしましたら、「有難う御座います」と青年が言えばお母さんも何度も頭を下げてお礼を言われました。別に大したことではないのに後丁寧に…とついでに中の扉も開けて「どうぞ」と言いましたら、また何度も何度もお礼を述べられました。当然のことなので、そこまで言わなくても…と軽い会釈を返しました。
駐車場で車に乗ろうと何気なく店内を見ましたら、こちらに向って頭を下げておられるのを観てなんともいえない気分になってしまいました。大した事をしたわけではないのに、あそこまで喜んでいただいて恐縮だ…と考えながら車を走らせましたが、あの親子を考え、もし我が子が障害を持っていればと置き換え、また今寝たきりの女房の介護のことなどがダブり、何だか胸が詰まり始め、あのお母さんの気持ちを考えると、知らない間に目頭が熱くなりなぜか涙が溢れてきてしまいました。「あらあら俺も歳かな?」と思いましたが、あの程度のことであれだけ喜んで下さったとすれば、沢山の嫌な思いもされているのだろうと思いました。それを考えるとまた涙がこぼれてしまいました。イヤイヤ涙脆くなっただけですが、頑張って生きている人はいいですね、五体満足な私はもっと頑張らなくてはと感じた昼下がりでした。
日曜日のお昼はちょっとした小さな食事会です。先日初の優等1席を獲得されたKさんの祝勝会でお呼ばれをしましたので、今度はお呼ばれした私含めて3人がお返しの食事会をセッチングしたわけでKさんご夫婦を招待、気軽にと言うことで中華料理店を予約しました。美味しい料理を食べながらまたらんちゅう談義に鼻が咲くことでしょう。