アキクサのルビノー♀が仮母に?

夜中の3時半、屋根をたたきつける激しい雨と風に目が覚めてしまいました。本当に突然の悪天候にしばらくは寝れませんでした。物が飛ぶ音や波板がバタバタと言う音など、一旦耳に付いたら寝れないものです。
先日の日記にも書きましたがアキクサのルビノーペアーの産卵ラッシュが続いていますが、驚くことが起きてしまいました。実は初めて産卵したメスが久し振りに巣箱から出ましたので、そっと巣箱の蓋を開けて覗いてみましたがビックリ!なんと卵が9個も!産み続けていたんですね、初めてなのでいくつ産んでいいのやら分からなかったのでしょうか?おまけに卵を見たらどれも有精卵のようでどれも黒ずんでいます。どう考えても孵化しても9羽は無理です、そこで考えてのが他のアキクサのメスの仮母です。実はそのゲージの上で繁殖させているルビノーペアーのメスは以前にも書きましたがすでに6回産み続けて子育てしています。疲れるからもういいよ…と巣箱の入り口を封鎖していたのですが、それでも外の隅っこに産んで抱卵を始める始末、孵化したらメスが可愛そうと途中で擬卵を抱かせていたのですが、ひらめいたのがそのメスに3個ほど抱かせて仮母にすることです。
そこで問題が、9個の卵には産まれた順番が書いてありません。どの卵を抱かせるか?1個目と9個目では18日間もの差がありますので困ったものです。悩みましたが産んでいるメスも初めての子育てですので、今回は失敗しても元々と考えて、適当に取り出して仮母に抱かせました。でももし孵化してもこのメスは巣箱ではなく外の隅っこですので、どうなるのでしょうか?まあ昨日思い切って卵を入れて抱かせました。
今朝見に行きますと仮母に抱かせた卵の殻が転がっています。なんと孵化してしまったのです。つまり9個の卵の一番最初に生まれた卵だったのです。そっと覗いても仮母は懸命に抱いています。雛が見えました。まさか!です。産んだ母親のメスより先に子育てを始めるなんて。でもこのメスは子育て上手ですので、何とか育ててくれるかもしれません。果たして今回の作戦が凶と出るか吉と出るかまだしばらくしなければ分かりません。出来れば半分でも育ってほしいと願っています。それからベテランの親ペアーは覗いてみると雛が1羽だけでした。まあもう隠居の夫婦ですので、それでも十分です。
そんなアキクサたちの鳴き声を聞きながら今日は午後かららんちゅうの稚魚の選別をやりました。疲れましたが良くも無く悪くも無い稚魚でした。さてこれからどんな魚になっていくのでしょうか。
後願っているペアーの産卵は2腹です。いつ産んでも可笑しくはない腹の出来ですがなかなか生みません。後は今日から大潮なのでこの4日間に産んでくれることを願うばかりです。明日明後日であと体長1センチほどの稚魚6千匹ほどの1回目の選別が待っています。多分一日かかると思いますが、これだけは避けては通れません。頑張ってやります。あすは晴れ明後日は雨の予報なので、明日がなんと言ってもチャンスですので頑張ります。